KYO-ROMAN GROUP HOLDINGS

HOME

きもの豆知識⑥~着物の保存環境について~

着物の保存環境について

湿度は常に20%以下に保ち湿気対策は万全にしてあるから虫干しをしなくてよいかというとそうでもありません。乾燥が酷いと絹がパサパサになって艶がなくなり風合いがかわってしまいます。
乾燥が酷いと、縫い糸がもろくなって着用しただけで糸が切れてしまったり、縫い目が裂けてしまう場合もあります。

着物(絹)にとって、適度な湿度、温度にしてあげることが大切です。
※湿度40%~50%、室温20℃~22℃が適していると言われています。

虫干しって大変…と思ったら、1年に1回でもいいので晴れた日に着物を着ることをおすすめします。
着物を着るためにはタンスを開け、たとう紙を開きます。そして着物に袖を通すときにも風を通しますよね。

また、数年に1度は洗い張りに出してお手入れしてあげましょう。着物が適度な湿気をふくみ、長く美しい状態が保たれるようになります。

たとう紙はこまめに取り換える

たとう紙は購入した当時のまま使っているという方も多いのではないでしょうか。

たとう紙は保存環境のバロメーターです。たとう紙が変色していたり、シミが出ていたら注意信号です。
それは、湿気によりたとう紙が変色してシミが発生しているのです。
中の着物が変色していたり、シミが広がっていないか確認して、新しいたとう紙に取り換えましょう。

着物は、表面だけでなく、必ず裏地を確認しておきましょう。裏地が酷く変色していたりシミがあったら、いずれ表地にも広がっていきます。一度洗い張りに出して胴裏交換が必要かどうか、プロの目で確認してもらうと安心です。

ビニール袋に保管は厳禁

着物や帯、小物もビニール袋にしまっておくと、湿気がこもってシミや汚れの元になります。必ず袋から出して、たとう紙に入れてしまいましょう。

リサイクル着物は大事な着物とは別にしまい、
リサイクル着物や譲っていただいた着物など、これまでの保管状況がわからない着物は、シミやカビなどの問題を抱えている場合もあります。すぐにタンスにしまわずに、必ずチェックをしておきましょう。
少しでも気になるところがあれば、専門店でプロの目で確認してもらうことをおすすめします。

特にカビは要注意です。他の着物にまで広がってしまいます。大切な着物とはタンスを分けておきましょう。