夏から秋へ。着物の夏のダメージをリセットする収納術【後編】

厳しい残暑から、少しずつ秋の気配を感じる季節の変わり目。
着物の世界でも、夏物から秋の装いへとシフトしていく大切な時期です。
夏のダメージをリセットして「着物を長持ちさせる方法【後編】」を厳選してご紹介します。
4. 麻や綿素材のシワ取りのコツ
夏によく着られる麻(上布)や綿素材の着物は、
シワになりやすいのが特徴です。
収納前には、必ずシワを伸ばしておきましょう。
ご自宅でアイロンをかける際は、
生地のテカリを防ぐために
必ず裏側から「当て布」をし、本来の折り目(畳みジワ)を崩さないように注意しながらプレスします。
5. 「たとう紙」の点検と交換時期
着物を包んでいる「たとう紙(文庫紙)」は、
湿気を吸ってくれる重要な役割を持っています。
しかし、吸湿力には限界があり、古くなると逆効果になります。
たとう紙に黄色い斑点(カビ)が出ていたり、
触ってフニャッとしている場合は寿命のサイン。
虫干しのタイミングで、2〜3年に一度は新しいものに交換しましょう。
着物は、季節の変化に合わせて装いやお手入れを変えていくことで、
より長く美しく楽しむことができます。
夏から秋へのグラデーションを楽しみながら、
ぜひお手持ちの着物と向き合う時間を作ってみてください。
